「子どものSNS利用を禁止すべきか?」――いま、世界中でこの問いが真剣に議論されています。炎上、ネットいじめ、メンタルヘルスへの悪影響、性犯罪のリスク――。子どもたちを守るため、私たちはテクノロジーに何らかの「制限」をかけるべきだ。その声が日増しに大きくなってきたのは必然かもしれません。ただ、私たちが普段なにげなく「SNS」と一括りにしているサービス。これは本当に、すべて同じものと考えてよいのでしょうか。友人とだけ繋がる閉じたグループLINEと、見知らぬ他者の意見が雪崩のように流れ込んでくるX(旧Twitter)とでは、そこで起きていることも、そこで感じる私たちの心の動きもまったく異なります。そうであれば検討すべき解決策も自ずと違ったものになるはずです。本書では「仲間と閉じるサービス」と「世界へ拡散するサービス」という分類を提案しました。この新しい道しるべのようなものを手にすることで、これまで混沌として見えていたネット上の炎上、誹謗中傷、そして社会の分断といった問題の構造が、少し違った形で、あるいは少しクリアに見えてくることを企図しています。
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